ユンジェ☆
□『それぞれの心…』
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「ふ…っ、…んっ」
宿舎のおれの部屋。
ユノと唇を重ね…、夢見心地のひとときを過ごす…。
あんなに恋い焦がれて…、絶対に自分のものにはならないと思っていた唇が…、今…吐息が混じり合う距離に居るなんて…。
なんて幸せなんだろう…。
これ以上の幸せは…望んじゃいけない…?
ユノの背中に回した腕に力が入る…。
ユノが唇を離し…、コツンとおでことおでこをくっつける。
「ジェジュン…、愛してるよ」
ユノの言葉が胸に染み入る…。
「おれも…」
ユノを…、世界一愛している…。
ユノがこの手に…、おれを好きだって…、愛してるって言ってくれた日から…
おれの世界は…、色を持ち始めた…。
今までの、モノクロな世界から、キラキラと…全てのものが光輝いている…。
ずっと…
この光が失われないことを祈って…。
おれの手から…、
ユノが離れていかないように…。