チャンジェ☆

□『想いすぎて…』
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行為の後…、俺は必ずと言っていいほどジェジュにぃの顔にキスの雨を降らせる…。


ジェジュにぃの火照った、悩ましげな顔が…俺を誘うから…。


潤んだ瞳で、乱れた息を整えるジェジュにぃは…、俺の治まった欲情をまた、掻き立てる…。



はじめは軽く…、ついばむようなキスも段々深くなっていくと、ジェジュにぃは苦しそうに眉を潜める…。

そんな顔も…、俺は身体の奥が熱くなっていく…。
ついつい、いじめたくなる…。



「…ん」


甘い吐息を洩らす、ジェジュにぃの頬をくすぐりながら囁いた。


「俺たちのこと、皆にいつ言おうか」


「う…ん、改まって皆に言うの、なんか照れ臭いよね」


「そうなんだよな〜。絶対皆にからかわれる。
特にジュンスにぃやユチョンにぃには…」


ユノにぃは…、どんな反応をするだろう…。

ユノにぃが、ジェジュにぃを恋愛感情として好きな事に、俺は気づいていた。

もし、ユノにぃが本気になったら、俺は…勝てるだろうか…。

ジェジュにぃを奪われやしないかと、不安になる…。



「でもずっと黙ってるのも水くさいって思われちゃうしね」


「…サラッと言えるタイミングがあればいいんだけど…」


ジェジュにぃは俺の前髪をそっとかきあげ、顔をジッと見つめる。
そして優しく笑った。


「そうだね〜」


その笑顔に誘われるように…俺は身体の下にジェジュにぃを抱き込んだ。
そして再び唇を落とした…。


「…ん、もう…ダメ」


段々深くなるキスに、ジェジュにぃが抵抗の言葉を発した。



「明日は午後からの仕事なんだから、もう一回…」


熱くなった身体は、もう止められない。



「あんまり激しくしないでね…」


ジェジュにぃは、少し間を置いて観念したように囁いた…。



「それは約束出来ないな…。だって俺を興奮させるのは、ジェジュにぃなんだから」



さっきの熱もまだ冷めやらない身体に、再び挑みかかる…。






この甘さを知ってしまった今、もう誰にもジェジュにぃを渡したくない…。



例えそれが…ユノにぃであっても…。
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