チャンジェ☆
□『想いの果て』
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汗ばむ胸を上下にさせながら、乱れた息を整えようと深い息をはいた。
すると横から腕が伸びてきて引き寄せられ、チャンミンにキスされる…。
「…ん」
行為が終わったあと、決まってチャンミンはキスの雨を顔中に降りそそぐ…。
額やこめかみ、まぶたや頬…そして唇に。
激しい行為の後なので、息が苦しくなるときもあるけれど、すごくチャンミンに愛されてるな…って思えて、幸福感に満たされる…。
「…ん、はっ…」
そのまま第2ラウンドに突入してしまうこともしばしば…。
チャンミンの体力には呆れてしまう…。
でも、それが嬉しかったりもするけど…。
ふふふ…、おれはチャンミンに溺れてるんだな…。
キスの嵐が去った後、チャンミンがおれの頬をくすぐりながら囁く。
「俺たちのこと、皆にいつ言おうか」
チャンミンと恋人として付き合い出してから、1ヶ月半が過ぎていた。
「う…ん、改まって皆に言うの、なんか照れ臭いよね」
「そうなんだよな〜。絶対皆にからかわれる」
特にジュンスにぃやユチョンにぃには…。とチャンミンがぼやく。
「でもずっと黙ってるのも水くさいって思われちゃうしね」
「サラッと言えるタイミングがあればいいんだけど…」
汗で貼りついているチャンミンの前髪をそっとかきあげ、その端正な顔をジッと見つめ返した。
「そうだね〜」
ふいにチャンミンの下に抱き込まれる。
そして優しく再び唇を落としてきた。
「…ん、もう…ダメ」
段々深くなるキスに、チャンミンの欲望を感じて抵抗の言葉を発した。
「明日は午後からの仕事なんだから、もう一回…」
チャンミンは薄く笑い、目を細めた。
…その顔に胸がドキッとした。
いつから、こんな大人っぽい顔をするようになったんだろう…。
付き合いだして、チャンミンをもっと知るたびに、おれのチャンミンへの気持ちが…どんどん膨れていく。
「あんまり激しくしないでね…」
疲れきっている身体でも、ついついチャンミンの誘惑に乗ってしまう…。
「それは約束出来ないな。だって俺を興奮させるのは、ジェジュにぃなんだから」
ふっと笑っておれの肌に手を忍ばせてきた。
2人の夜は、まだまだ続きそう…