チャンジェ☆
□『想いつうじて…』
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「ちゃ〜んみんっ」
早く恋人の顔を見たくて、チャンミンの部屋のドアを開けた。
「わわっっ!!」
チャンミンは焦って何かを隠したようだ。
「ちょっと!ノックも無しにいきなり入ってこないでよっ!」
きつく言われ、ショックを受ける…。
確かにノックをしないで入ったけど、それは早くチャンミンと2人きりになりたかったから…。
毎日会ってるけど、チャンミンはおれにとってとても大切な存在だから、少しでも離れているのが嫌だった。
「何…?今、隠したの?」
自然と声が低くなる…。
「何でもないよっ。それよりどうしたの?」
…用事がなくちゃ来ちゃいけないの?
「何でもない…」
おれは泣きそうになるのを堪えて、部屋を出た。
「…ひき止めもしない」
チャンミンはおれのこと、おれがチャンミンを好きな程…好きじゃないの?
告白を受け入れた時は、涙まで流していたのに…。
もしかして…、女の子の方が良くなった…?
そう思ってしまうと…どんどん嫌な方に考えてしまう…。
もともとチャンミンは厳格な家で育ったし…、自分にも厳しい…。
おれとの関係に後悔してる…?
考えれば考える程…、おれから離れていくチャンミンを思い浮かべて…哀しくなった…。