チャンジェ☆
□『ジェジュンへの想い』
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「チャンミン〜、今なんせんち?どんどん大きくなっていくねっ」
頭に手を伸ばして微笑みかけるジェジュにぃ。
「ジェジュにぃはちっちゃくなってってる」
俺の気も知らないで…。
くるくる変わる表情にいつも胸がしめつけられる。
だからついつい素っ気なく返事をしてしまう。
「ぬ…、なにを〜っ、成人男性の平均身長は超えてるもんっ。」
「はいはい、そうですね。」
わざとため息をつき、掌で頭をポンポンした。
「な、生意気だぞ〜、チャンミン。昔は天使のように可愛かったのに…、今はこんなに…」
ブツブツと文句を言うジェジュにぃは、頭の上にのせたままの俺の掌を一生懸命どかそうとする。
「ちょっと、手、どかしてよ…!」
俺はムキになって手に力をこめた。
「どかせるなら、どかしてください」
「むむむむぅ」
ふくれる顔も、男とは思えない。頬がピンクになって可愛くて、さらにいじめたくなる…。
「そこそこ、じゃれてないで、もうすぐ本番だぞ」
その声で、俺は掌を離してしまう。するとジェジュにぃが声の主に向かって走りだした。
「ユノ〜、チャンミンにいじめられた〜」
ユノの腕に絡みつくようなジェジュにぃ。
「頭ボサボサだぞ。ホラ、直してやるから」
「ん〜〜」
ジェジュにぃとユノにぃはすごく仲がいい。大人しく髪を直してもらってる姿はまるで恋人同士…。
そんな姿を見るのにも限界が近づいてきた…。
壊したくないのに壊してしまいそうになる…。
この気持ちをどうしたらいいだろう…。