チャンジェ☆
□『ジェジュンへの想い』
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ジェジュにぃの唇はとても柔らかく、想像どおり…。
いや、それ以上の甘さを含んでいた…。
最初は力まかせに唇を奪って、舌を絡ませ、ジェジュにぃの唇を堪能する。
ジェジュにぃは、わけが解らないようで硬直していたようだけど、俺はジェジュにぃの唇の甘さに酔い、貪るように何度も唇を重ねた。
ついばむようなキスに変わってきたころ、ジェジュにぃは、ハッとしたように、腕の中でもがきだした。
抵抗する仕草をしだしたのに気付いていたけれど、俺はジェジュにぃの唇から離れられなくなっていた。
「……はっ、チャン…ミ…、」
ジェジュにぃの後頭部に手を這わせ、逃げれないように押さえつけたまま、唇を吸い寄せる。
「…ん、ジェジュ、にぃ…っ」
両手で頬を挟み、唇を交わしながら、瞳を見つめる。
「…おれ、ジェジュにぃが、好きだ…っ! もう…、ずっと前から…っっ!」
その言葉に、ジェジュにぃは瞳を大きく瞬き、驚いた様子を見せる。
その時、玄関の開く音がした。
「ただいま〜」
ユノにぃが帰ってきた。
俺は一気に現実に引き戻され、今、何をしていたのかと、我に返った。
ジェジュにぃの唇から離れ、立ち上がり、リビングに入ってくるユノにぃと入れ違いになるように、急いで自分の部屋に戻った…。