探/偵/学/園/Q
□探偵学園Q第5話
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「…やられた。」
まさか富永君が犯人だったとは。
それにしても…ここはどこ?
あたしは目隠しをされ、手足はロープで縛られていた。
どれくらい眠っていたのだろうか?
今頃みんなは何をしているのだろう?
この部屋に彼がいないことを考えると…今頃誰か殺されて、みんなで集まっているのかもしれないな。
それにしても本当に情けない…。
どうして全く警戒もせずに部屋に入れてしまったんだろう?
このままだと、あたしが殺されるのも時間の問題だ。
どうにかして逃げ出さなきゃ。
あたしが必死に頭を働かせていると、ポケットに入れていた携帯が鳴った。
両手を縛られているために出ることが出来ない。
何かあったのかな?
ごめんね、みんな。