探/偵/学/園/Q
□探偵学園Q第8話
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あたしはミッションルームのある建物の前まで来ていた。
手には団先生に受け取ってもらえなかったDDS手帳。
今日であたしはQクラスとさよならする。
みんなにすべてを話してお別れをするためにここに来た。
「…。」
感慨深い。
色んなことがあった。
最初はほんとに誰も信じてなくて、みんなもあたしなんか信じてないと思ってて。
だけどだんだんキュウの真っ直ぐさに触れて、少しは仲間だと思ってくれてるんだなーなんて思って。
なんだかんだ優しいキンタとカズマ。
メグは…あたしのことどう思ってるんだろ?
リュウには相変わらず嫌われてるような気もするけど…すっごくみんなのこと考えてるいいやつで。
でも、そんなみんなとも今日でお別れだ。
あたしは、本を正せば冥王星の人間なんだから。