短篇・ミニD

□雪
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桜の花が舞う頃、新学年が始まった。



椹渕が、



「ユウ、学祭に出品するための映画撮るから。でさ、お前 新入部員の1年の女の子と組んで」



と 僕に言って、その新入生の女の子を連れて来た。



「境畑です。よろしくお願いします」



と言って、三咲は僕にお辞儀をした。



「お前、しっかり演技指導しろよ」



椹渕は そう言った。



そして その日 新入部員の歓迎会が、和泉口のマンションで行われた。



三咲は 楽しそうに、他の新入部員と過ごして、そして他の部員たちとも話をしていた。
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