丘の上の庭(完結)

□読書
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一度、僕はチェリョンにだけ 夜中に見た夢の話を伝えた



「うちの父さんがさ 突然事故か病気か分かんないんだけど 死んでしまってさ そしたらチェリョンとヘジンとチェリョンのお父さん お母さんが来てくれたんだ。チェリョンとヘジンは構わず遊んでくれた。翌日は母さんが死んで、そしたらチェリョンとヘジンが俺に 一緒に市役所行こうって連れてってくれた」



僕が小3の時だ



チェリョンは 少し視力が落ちているために 潤みがある目を僕に向け 黙って僕の右手を握った
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