ナックル(完結)
□期末試験
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12月になり 期末試験が
「中間 学年５番よね、鰐淵。私は学年75番だった。少しでも近づくよう 目標設定したから」
「別に美優と競争したくないな。試験てそういうもんじゃないだろ」
高校の廊下で 美優と昼ご飯のおにぎりを食べながら喋っていた
「うちで勉強するんだろ？」
美優がうなずいた
「夜食食べるか。母さんに頼むよ」
「部屋で食べるラーメン 美味しいよね」
その晩 美優と部屋で夕ご飯を食べ 勉強し始めた
美優の得意な英語を勉強する
「鰐淵 英語の問題集に何 落書きしてるの？」
落書きを見られ 慌てて問題集を閉じた
「伊犁って どこ？中国だよね」
「新彊ウイグル自治区だ。いいじゃん、何を好きになろうと」
「中国雑誌あるよ。野球くらい中国好きなんだ」
「雑誌見る？写真綺麗だけど」
美優に 俺の趣味を知られた
「甲子園 終わったら中国行く？」
「中国か。行きたいな。なぜ惹かれるんだろうな」
「読んだ本も中国小説ばかりだね」