ナックル(完結)

□甲子園1年
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新幹線を降りて 尼崎市のホテルにバスで向かう



バスは 野球部がチャーターし、甲子園にも これで向かう



美優ら 女子マネージャーたちは 前列の座席に腰掛け 俺は 最後部の席に腰掛けていた



野球部員 全員が尼崎入りする

林川 坂詰は 隣に座り、篠原は一つ前に腰掛けていた


坂詰が聞いてきた

「鰐淵、ホテルで美優と変なことするなよ」

「お前こそ 同じマネージャーで2年の田中さんと 仲いいらしいじゃん。Hしたら言いふらす。夜見てるからな」

「え?真見さんか?いや、そういう仲じゃないぞ」

「キスしたろ」

「してないよ」

俺と坂詰は ホテルに着くまで 田中さんの話題に終始した

確かに俺は坂詰と田中さんが 練習後 グラウンドでキスしているのを見たのだ



ホテルに着いた

「いやに大きなホテルだな」

林川が 内装を見て言った



よく旅行広告に出てるホテルらしい


ホテルサンライズ尼崎


佐賀和泉が甲子園に出る時 必ず ここを使うと 田中さんが伝えた



「新婚旅行で このホテル来よう」

美優が来て言う



美優は 荷物を持ち 部屋に行き整理するらしい



俺は坂詰との部屋になっている

「田中さん 連れてくるなよ」
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