短篇・ミニD
□嫉妬
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「シゲさーん、今どこですかあー?僕は西門にいまーす」
「ゴトー!俺は物見櫓の下だー!タケトシとタケヒロとアヤカと北山は東門ゲートにいるぞー」
突然の豪雨により、吉野ヶ里公園に観光に来ていたゴトー先生一行は、散り散りバラバラにされてしまった。
「シゲさん!大丈夫かあ!北山を連れて これから救助に行く!頑張れ!」
「助けてくれー!まだ古代の飯を食ってないんだよ!タケトシー」
ケータイ電話を切り、海難救助の経験があるタケトシは、北山さんを連れて 豪雨の中 東門ゲートを飛び出した。
「ゴトー先生、西門を動かないで!できれば駐車場の方に逃げて!」
北山さんはゴトー先生に指示した。