コイル小説
□〔ほしい?〕届いて〔ほしくない?〕
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いつもどうりの普通の普通すぎる木曜日
フミエがなぜか、いつもおろしている髪を
2つにしばってきた。
「なんでいつもと髪型ちげーの?余計ブスさが際立つぞ」
ああ、また、正反対のことを。
「は?別になんとなくよ!
いちいちこんなことにつっかからないでくれる!?」
確かに、そうだ。
ちょっかい出さなければいい話。
でも、フミエがかわいければかわいいほど、
からかってしまう。
「なんだとテメー!こっちはお前は恥かかないように忠告してやっただけだ!感謝しろ!」
「できるわけないでしょバカ!」
こうして、いつものようにチャイムが鳴るまで
ケンカは続いた。