一つ目の物語
□標的24
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12月17日
ハルに誘われ、霧雲、イーピン、ランボは並盛にある山奥にいた
『まだ着かないんですか?』
「も、もう少しです」
「あっちだもんね!」
『(本当に合ってるんですか?)』
かれこれもう一時間以上歩っている
「霧雲、ランボさん疲れたもんねぇ
おんぶしろコラァ!!」
ランボは石の上に座ってしまった
『嫌ですよ!
歩かないんなら置いて行きますからね』
「Σヤダもんねっ!!」
ランボは立ち上がって先頭を歩き出した
しばし歩いているとランボが立ち止まった
『「?」』
「蜂だもんね!」
ランボは落ちていた枝を
掴み、その枝で蜂の巣を突っついた
「ランボ君ダメですよ!!」
『止めた方がいいと思いますよ…』
その時、イーピンが何かに気付いた
「!
<ランボ危ないっ!!!>」
イーピンが言い終わったと同時にブーンという音が
何だと思って見てみれば沢山の蜂
「はひっ 何だか蜂さん達怒ってませんか?」
『そりゃあ家を壊されてるんですからねぇ』
「「『……………
………………………
………………………………
……………………………………………………
逃げろー――――!!!!』」」
霧雲達は走り出した
木と木の間を抜ける
しかし足の遅いランボはどんどん刺されていく
『!』
暫く走っていると霧雲が叫んだ
『皆、止まってしゃがんでくださいっ!!』
霧雲の言葉にハルとイーピンは瞬時に対応出来たが、ランボだけは出来なかった
『ランボ!その先に行ってはダメです!!』
霧雲は手を伸ばすが全く掴めず、
ランボは先にあった崖に落ちた
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