一つ目の物語

□標的16
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霧雲は応接室の前にいる


『(どうしよ…

入るべきか入らないべきか…)』


雲雀に言われたのだから入るべきに決まっている
しかし霧雲には雲雀は怖くないため、普通の人と同じ態度の遠慮だ





一方雲雀は


「(あの子何してるの?)」


霧雲の気配が応接室の扉の前からするのに入ってこないので苛ついている


雲雀は立ち上がった









『(よし、入りましょう!!)』


霧雲は決心し、扉の取っ手を掴もうとした



その時、



―ガチャ

ドンッ


『Σ!――〜〜っ!!!』


今の説明をすると霧雲が扉を開けようとしたところ、先に開けた雲雀によって顔面直撃してしまったのだ


霧雲は額を押さえてうずくまった


「君…何してるの?」

『雲雀さんのせいですっ!!!』


霧雲は涙目で雲雀を睨む
しかしうずくまってる霧雲は必然的に上目使いになるので恐がるところか赤らんでしまう


「いいから中、入りなよ」


雲雀は赤らんだ顔を見られないようにと霧雲に背を向けて先に中に入っていってしまった

霧雲は急いで中に入り扉を閉めた




霧雲は雲雀の向かい側のソファーに座り雲雀を見る


『雲雀さん、今日はどう言った御用件で?』

「その言い方ムカつくね…

今日は君のポジションについてね」

『………

ポジション?』


ムカつくと言われたのはこの際無視だ


「無視?

君は強いみたいだし僕の補佐になってよ」

『は?
つまり副委員長?』


委員長の補佐と言えば副委員長と必然的になる


「まぁそんな感じだね(笑)」

『いや、雲雀さんが(笑)とかキモいんですけど…』




雲雀さんてこんなキャラ?



兎にも角にも副委員長となった霧雲だった







更新09.05.02
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