一つ目の物語

□標的4
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「なっ
どーなってんだ!?」

「いつのまに友達に?」

「いや……きっとツナが獄寺の舎弟になったんだよ」



こんなことが聞こえたツナはかなり焦った




「あくまで仮定の話だが、平気で遅刻してくる生徒がいるとしよう」

根津が眼鏡を押さえながら口を開く

「そいつはまちがいなく、落ちこぼれのクズとつるんでいる

なぜなら類は友を呼ぶからな」

『(うっわー 酷いセンセーですね
しかもあくまであくまで…… いっそあの悪魔に躾されればいいんです)』

霧雲は某執事漫画の主人公を思っていた


「おっさん覚えてけ」

獄寺は根津の方へと振り向き根津に近付く

そして根津につかみかかった
『おっ NICE隼人♪』

クラス中が驚き、ツナだけが焦っていた















その後、ツナと獄寺は校長室に呼ばれた
霧雲は心配になり、授業が終わった後、校長室の前で待っていた


ガチャ

校長室の扉が開かれ、ツナと獄寺が出てきた


『綱吉ー―!!』


霧雲は出てきたツナに飛び付いた

「うわっ 霧雲!?」

『綱吉!校長になに言われたんですか!?』

ツナから離れツナを見据える

「あ…うん、それが…―――――」


ツナは校長室であった話を霧雲に話した

内容は今日中に15年前のタイムカプセルを捜しだすこと
無理だった場合は退学になってしまうらしい

『無茶ありすぎですね…ι私も探してみますね!
では!』

「えっ、ちょっ、霧雲ー――っ!?」

霧雲はツナのところから去っていった














『どうにかすれば退学はまぬがれるはずです』

霧雲は根津がいるところへと向かった


『私には私のやり方でいかせてもらいます』

霧雲のいうやり方とはマフィアのやり方のこと
まずは情報収集といったところだ



霧雲は教材室の前で止まった

『あ 根津発見です』

中には根津ともう一人先生がい、何か話していた



「しかし根津先生も悪いお人だ
埋まってもいないタイムカプセルを掘り出せなんて」

「ガハハハハ
悪いのは校長ですよ
15年前は例外的にカプセルを埋めなかったのを忘れてしまっておるのだから

あのクズどもはどうあがいても退学ということですよ」




一部始終を聞いていた霧雲だった







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