金木犀
□第九訓
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神「チキチキ最強の地味は誰でしょネ?地味決定戦!」
新「主旨変わってない!?地味決定戦って嬉しくねぇよ!だいたい、タイトルの"馬鹿"って何!?"馬鹿"って!けなし合う前から既にけなされてるんですけど!!...山崎さんも何か言ってください、よ」
山「新八君...これは君と俺の運命なんだ」
新「やまざき、さん?」
山「地味に生まれ、地味に死ぬ...それが俺達の..」
新「そんな人生送るかぁぁあぁあぁぁ!!希望の光も見えねぇよ!!もう生きてるのか死んでるのかもわかりづれぇよ!!」
山「新八君、もう少し現実を見ようよ...副長にはパシられ、隊長には巻き込まれ、ミントンやってたら追いかけ回されて、蹴られ殴られ...仕事で監察やってたら隊長に"ストーカー"だとおちょくられ...だから、仕事なんですって、アレ」
新「何これ...何か涙が...」
山「君は...俺に同情してくれてるのかぃ?同じ地味の分類として」
新「同情...ッ!!って、まさか!!山崎さんッ」
山「ははっ、漸く今頃になって気付いたようだね、新八君。戦いは既に始まっているんだよ」
新「何、だと...自らの実体験を話すことによって相手の同情を誘い、感情を動かしけなすことに拒否反応を出させる」
山「そういうことだよ、これで君はもう俺をけなせない...哀しみのあまり、ね..だてに地味じゃないんでね」
神「おぉ...何か意外にも白熱してるアル」
土「ハッ...うちの山崎を甘くみてもらっちゃぁ困る」
神「...全部お前らが原因だけどな」
to be continued...
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