□恋煩い
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「で……相談ってなんなんだい?ここでは話しにくい?」

「えっと……じゃあ手芸部の部室で」

「じゃあ行こうか」


うん、と言って僕は井上さんより先に歩く。
なんだか気まずいくて自然と無言のまま、二人で歩いた。

そうしていると、手芸部の部室に着いた。
中に入り、中に人がいないのを確認して井上さんを入れる。

とりあえず二人でイスに座る。


「……で、相談って?」

「あの、ね……」


聞いてみるけど、なかなか言い出せないようで静かなまま、時間が流れた。




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