恋
□辛いけれど、片想い
2ページ/4ページ
授業中。隣の席のルキアを相手にバレない程度に見つめる。
これを毎日やっていたら、ちょっとした変化でも分かるようになった。
(今日はなんだか眠そうだな……)
ちょっとあくびをしているルキアを見て思う。
そうこうしていると、授業の終わりを告げるチャイムがなった。
これからは昼休みだ。
「ルキア、今日の昼飯……」
「朽木さん!一緒にお昼食べよ」
「えぇ、井上さん」
「……」
「ん?どうした、一護」
「いや、別に……」
そう、今現在――
俺はルキアに片想い中だ。
だけどルキアは全然気付かねぇ。
最近、ルキアを見てて思う。
こいつって、天然?