□求めるのは
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ルキアが現世に来て、初めて見かけたとき


凛々しい、と思った。


女なのに、男の俺より戦う力を持っていて


ただ霊が見えるだけの俺と違って、守れる力を持っていた。



ルキアが自分を犠牲にしてまで、俺を守ってくれたとき……



ルキアを助けたい、と思った。


助ける為の力が欲しい、と。


「お前が死神になるのだ」

そういうルキア。


「力をよこせ、死神」



それは俺にとってルキアを守れる為の力となった――



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