恋
□花見日和
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「……いいよ、行こうか」
「ホント！？ありがとう、石田くん！！」
上着をはおり井上さんと外に出る。
「春だね〜」
「うん、ほのぼのとするよね」
「そうだね！私春が一番好きなんだぁ」
「あぁ、井上さんにぴったりの季節だよ」
「えっ」
きっと赤く染めているであろう顔をうつむいて隠して歩く井上さんが可愛くて、つい笑顔になる。
歩いていると満開の桜が僕達を出迎えた。
爽やかな風が吹いて、桜の花びらを散らせる。
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