神様はじめました
□永遠にともに2
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巴衛の呪いは消え、
巴衛は無事助かった。
ミカゲさんもミカゲ社に帰ってきたし、
虚徹くん、鬼切くんたちは、
祝宴の用意じゃ!と、大騒ぎ。
でも、ほんと良かった・・・///
巴衛が無事、目を覚ましてくれて・・・
祝宴も終盤にさしかかり、
瑞希や、鞍馬、龍王たちは
酔いつぶれて寝ている。
そんな中
私はお風呂に入り終え、寝巻き姿で部屋へと
戻ろうとする。
そしたら・・・
縁側で一人、
月を眺めている巴衛を発見した。
「巴衛・・・
そんなところでなにしてるの?」
「あぁ。
奈々生か・・・」
私をみて、そう言う巴衛にドキリする。
「居間はヤツらがうるさくて適わん。
ここで一人で酒を飲んでいたのだ」
「あぁ。瑞希たちね。
でもさっきみたら、酔い潰れちゃちゃってたけど・・・」
「そうか・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
あ、あれ・・・?
なんだろう・・・
すっごい気まずい!!!!
はっ!!そっ、そうだ!!
そういえば、さっき巴衛に・・・
「愛してる」って、告白されたばかりだったんだ・・・!!!!
「・・・なにをジロジロ見ている?」
「えっ?!///い、いや、なにも?!
あっ、そ、そうだ!
お酌してあげ・・・!「お前・・・
私が瓶を持ち、酌をしようとした
最中、
巴衛の言葉がさえぎる。
「な、なに・・・?///」
「本当にあの“雪路”なんだな?」
「えっ・・・。
あ、うん・・・そ、そうだよ?///」
「そうか・・・」
巴衛は、それだけ聞くと
また黙った。
「な、なによソレ・・・!
私が500年前に巴衛が好きになった人じゃなんか文句あるの?!」
「は?
別にそんな事言ってないだろう?」
巴衛の考え込むような仕草に
なんかカチンと来た。
「でも、なんか、
イメージと違うって顔に書いてある・・・!」
「・・・!ふっ・・・そうだな・・・
まぁ昔のお前のほうが
もう少し美人で、色気のある女だったような
気はするな・・・」
「・・・・!!!
なっ・・・・!!」
「冗談だ。
お前は正しく俺が初めて好きになった女・・・」
「・・・・!!///
巴衛・・・///」
「イメージどうこうの問題ではない。
俺はずっと・・・お前を待っていた。
お前だけを愛していた・・・。」
「巴衛・・・///」
私は巴衛に抱きつく。
トクントクンと巴衛の心臓の音が
心地良い・・・///
しばらく抱き合った後、
巴衛は私を離し、巴衛の顔が近づいてくる。
「ん・・・///」
巴衛とのキスに、
身体中が心臓になったみたいにドキドキする・・・///
「んっ・・・
んん?!///」
そのキスは、すぐに終わるのかと思いきや、
中々離れない。
酸素を求めて開けた口に巴衛の舌が入り込み、
口内を犯される。
「ちょ・・・!///
巴・・・んんぅっ・・・///」
必死に抵抗するも、
後頭部を手でがっちりと押さえられているため、
どうすることもできない。
舌を絡められ、
身体中がゾクゾクするような感覚に
襲われる。
「ビクッ・・・!・・・?!!///」
そんなキスに気をとられていると、
巴衛の手が私の寝巻きの上から胸を触っていることに気がついた。
「?!!!!!///
ちょちょちょっ・・・・!ちょ!?///」
「心配するな。
俺に全て任せろ・・・」
まっ・・・任せろって・・・!!///
つ、つまり、
今からそういう感じの事するって事?!///
「そ、そうじゃなくって・・・きゃっ?!///」
巴衛は
私の首筋に顔を埋め、強く吸い付く。
その行為に
身体が勝手にビクンと動いて驚いた。
「ビクッ・・・!
待っ・・・待って・・・巴衛!///」
「待ってだと?
お前・・・500年もこの俺を待たせておいてよくそんなことが言えるな・・・。」
巴衛の逆鱗に触れたのか、
巴衛を取り巻くオーラがなんか黒い。
「と、巴衛・・・?」
「お前・・・ッ!
俺がどんだけ我慢してきたと思っている!
お前が無責任に“未来で俺の妻になる”などと
ぬかすから、500年も待つことになったのだぞ・・・?!分かっているのか!?」
「わ、ワカッテマス・・・。
す、すいませんでした・・・」
「すいませんで済むか!!
俺はッ・・・
お前が欲しくてっ、欲しくてっ・・・!」
「・・・・!!///」
「とにかく、もう待つ気はない。
お前の戯言を鵜呑みにしていては、
また500年ほど待たされかねんのでな。」
「い、いや・・・!
も、もう500年も待たせたりしないよ・・・!ほんとに・・・!!」
「・・・・はぁ〜・・・」
え?なんでそこでため息??
「・・・俺も風呂に入ってくる。
お前はその間、俺の部屋で待っていろ」
「え?」
「分からんやつだな。
お前が待てというから、時間を与えてやっているのだ。」
「・・・・!!///」
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