神様はじめました
□家族が増えました☆
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つわりもなくなり、
すっかり以前の食欲が戻った・・・
いや、むしろ、
以前よりも食欲が増してる私。
「ん〜。
おいしぃ〜」
「ふふっ・・・そうか、
ならもっと食え、奈々生。」
私のつわりに頭悩ませていた巴衛も、
ご機嫌そうに私にどんどん食事を勧める。
「はひはほ、ともふぇ・・・!(ありがと、ともえ)」
「どれも赤子の身体を作るのに必要な要素をふんだんに使ったものばかりだからな。
たんと食って、丈夫な子を産め」
「もぐもぐ・・・
もちろんよ!」
巴衛は私の妊娠が分かってから、
妊婦にいい食べ物を探しまくって
くれたらしく、
そうやって、協力的になってくれることが
すごく嬉しい。
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協力的になってくれる事はすごく嬉しいんだけど・・・。
「奈々生。
妊婦は適度な運動も必要だ。
ダラダラしていないで身体を動かせ」
「奈々生。
胎教を知っているか?音楽等を聴くといいらしい」
「奈々生。
本で読んだのだが・・・。」
「・・・・。」
私の妊娠が分かってから、
巴衛は、その手の本を読み漁っているらしく、
情報を仕入れては、いちいち私に実践させようとしてくるのだ。