駄文

□悪魔達と夜を
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佐藤 優作のケース。




俺は佐藤 優作(♂)16歳。
市内の私立高校に通っている。
容姿は童顔、成績は中の上。
特に目立つでも無い。
特に不満も無かった。
只、ぼんやりと過ぎて行く時の流れを畏怖していた。
もう直ぐ夏休み。
喜ばしい長期連休を虚しく感じた。
そんな中、悪魔は現れた。

ジリリリリ。
目覚ましの音。
時刻は深夜23時一分前。
そろそろ時間だ。
時計が23時を刻んだ時。
広くもない部屋の丁度真ん中。
其処に魔法陣が現れる。
夏休み開始4日目にして、ようやく成れた光景。
徐々に不可視から可視に変わる悪魔。
頭には角を有し、尻尾も生えている。
そして人懐っこい声で。
「優作〜。」
年端もいかぬ少年の様な悪魔、名を夕霧(ユウム)。
そっと夕霧の頭に手を触れ。
「おかえり。」
にこりと笑い。
「ただいま。」
夕霧を抱き寄せ、軽く接吻。
そして舌を絡ませる。
唾液がくちゃくちゃと卑猥な音をたてる。
お互いに求め合う。
夕霧がくぐもった声を上げ、名残惜しげに口を離す。
唾液が糸を引く、それに官能を感じ、下腹部が熱く成るのが分かる。
「じれったいよぅ。」
夕霧が弱々しく訴える。
それが引き金と成り、己の中の欲望が暴れる。
夕霧をベットに押し倒し、服を脱がす。
すると、既に猛っていた夕霧自身が露出する。
外気に曝されてか、俺の視線を感じてか、ひくひくと動いている。
「ユウ…サク…して…?」
上目遣いで哀願されると堪らない。
夕霧自身を口に含み、わざと音を立てて舐める。
小さく喘ぐ。

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