□遥か未来の少女達
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宇宙には、まだ発見されていない星々が数え切れないほどある。

普通に考えてこれは常識で、時代が変わってもそれは変わらない。

そういえば、性別とか道や建物の左右とかなど全てが逆になっているあべこべの星というのもあるって聞いた気がする。

でもホントに知りたいのは、鏡に映った虚星の存在よりももっと現実味のある他の星のこと。

例えばこの星以外に人が住んでいる星のこととか。

実際問題そのことに現実味があるのかどうかなんて知らないけど。

そんなことを思いながら私は、芝生に寝転がりながら空を見上げる。

何の変化もない青い空、雲1つない快晴、空の向こうの見えない星々。

それらについて考えてみる。

え、理由?

簡単にいうと暇だから。


?{1}「おーい!」


そのままボーッとしていたら声が聞こえた。


私「?」


起き上がり声のした方へ振り向くと、少し離れた所にいつも会っている幼なじみの少年がいた。


私「あ。やっほー」

?{1}「何やってたの?ルナ」

私「なんでもないよ」


私はそう聞きながら傍にやってきた彼の頭を軽くこついた。

私をルナと呼ぶ彼の名は、ライゲルド ドルハーツ。

私はいつも、ライと呼んでいる。
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