□数ヶ月後
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私は今まで通り普通に学校に行き、授業を受けていた。


私「?」


そして6限目が残り10分をきった時に、ふとお腹に違和感を感じた。

シャープペンを置き、俯きながらそっとお腹に手を当てる。

今まで感じたことのない感覚だから、正直怖い。


私「…何?」

?{1}「…憫、どしたの?」


ポソリと呟くと、隣の席の女子、弓<ユン>が小声で声をかけてきた。

弓は、高校に入学してすぐに仲良くなった大切な親友で、本名は獣飛 弓佳<ジュウヒ ユンカ>。

実は弓も、私と同じく後継者で、前世は爪<ソウ>という少女らしい。

後継者とか前世とかについては、光 を。


私「あ、うん。なんか、お腹に違和感が…」


もちろん私も小声で返す。

(後ろの席だから、あまりバレない。…はず)


弓「お腹?…憫、たしか…」

私「?」

弓「…ねぇ。業後、暇?」


弓は少し考えた後、真面目な顔で聞いてきた。


私「?…うん、暇だよ。なんで??」

弓「ちょっと付き合ってほしいんだ」

私「いいよ」

弓「ありがと」

私「いえいえ」


そして違和感が残っているまま授業、毎日恒例の一斉掃除、帰りのSTが終わり、部活は帰宅部なので下校しようと準備中。


弓「憫。行ける?」

私「うん」
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