Novel

□居場所
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私が買い物に行くと告げると彼もついてくると言い出し2人で買い物に出かけた

食料を色々買い私達は家に帰っていた

帰ってる途中に公園があり彼が寄っていこうと言い出し
公園のベンチに座った

「なぁ志保…」

『何?』

「さっきさぁ言い出しにくくて言えなかったんだけどさぁ」

『えぇ何かしら?』

「俺、志保の事…好きなんだ」

彼が私に好きだと言ってる…

有り得ない…
だって彼はずっと幼馴染に恋してたはず…

『何を言ってるのよ…からかわないで…』

「からかってねぇーよ」
『嘘!アナタはずっと蘭さんの事を…』

「あぁ確かに蘭の事好きだと思ってた
でもさぁ蘭への気持ちはなんて言うか…家族を思う気持ちと一緒だったんだよ」

『そんなのダメよ!!もし仮に本当にアナタが私の事を好きでも蘭さんはどうなるの!!』

「蘭には言った俺の本当の気持ちを言った」

『えっ…』

「蘭も同じだって今アイツ新出先生と付き合ってるよ」

『嘘…』

「本当だ、それに蘭に言われたんだよ好きな人にちゃんと自分の気持ちを伝えろって、で紹介しろってさぁ」

『蘭さんが…』

「あぁ、だから志保…そのぉ…俺と付き合って下さい」

彼が私の正面に来て真剣な目で私に言った

私の答えは勿論…

『私なんかでいいなら…私と付き合って下さい…』

彼がフワリと優しい笑顔で私を抱きしめた

「志保…オメーは1人じゃないから…俺もいる博士もいる、だから二度と俺らの前から姿を消すような事言うなよ」
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