恋愛詩 -Heart-

□作品No.36〜40
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NO.38

灰雪



夏に忘れた花火を
真冬の公園で咲かせて。
真白の雪を炎で溶かしたら
君にサヨナラを告げて。
いたずらに過ぎた時間は
雪のようには溶けず
灰色に降り積もっていって。
憐れみ愛する術は
夏の日に忘れ
誰かを愛する術を知らずに
真白きに包まれ…



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恋愛詩は苦手です。
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