恋愛詩 -Heart-

□作品No.16〜20
3ページ/5ページ




No.18

サボテン



私は幸せを知っている
貴方といた日々は
不幸だったから
なのに断ち切れないでいる
窓辺には
貴方がくれたサボテン
砂漠のように乾いた土で
まだ死に切れずに
もがいている

また此処に戻る日が
いつか来るのかな
後悔せずに振り返らずに
そう決めたけど

秋が過ぎて冬が来て
私は一人凍えるの
貴方がいなくて…
それでいいのに
寂しさを覚えるのは
何故だろう
頬を伝う一筋の冷たさは
何だろう



―――――――――――――――
何時か枯れた心に花が咲きますように。
そんな意味を込めてつけた題。
失恋に浸るのもいいじゃない、と
友人向けに(苦笑
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ