恋愛詩 -Heart-
□作品No.16〜20
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No.18
サボテン
私は幸せを知っている
貴方といた日々は
不幸だったから
なのに断ち切れないでいる
窓辺には
貴方がくれたサボテン
砂漠のように乾いた土で
まだ死に切れずに
もがいている
また此処に戻る日が
いつか来るのかな
後悔せずに振り返らずに
そう決めたけど
秋が過ぎて冬が来て
私は一人凍えるの
貴方がいなくて…
それでいいのに
寂しさを覚えるのは
何故だろう
頬を伝う一筋の冷たさは
何だろう
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何時か枯れた心に花が咲きますように。
そんな意味を込めてつけた題。
失恋に浸るのもいいじゃない、と
友人向けに(苦笑