恋愛詩 -Heart-
□作品No.11〜15
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No.12
桜色の雪舞う頃
君が落とした涙は
空に落ちて雪を降らす
僕の上に降り積もり
静かな温もりで包み込む
君が落とした涙は
桜色の雪を降らす
僕の心の中に降り
春の訪れを教えてくれる
君はもういないけど
空で笑っている気がする
枯れた秋が凍っても
君が溶かしてくれるから
僕が落とした涙は
僕の手から蒸発して
空にいる君のもとへ
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最愛を亡くした悲しみ。
本当はソレに酔っているだけだけど。