恋愛詩 -Heart-

□作品No.1〜5
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No.3

依存症



怖くて、
ずっと俯いていた。
道から落ちてしまうのが
怖くて、貴方に従う。
俯いたまま、
貴方の作った道を歩く。
安全だと、
言い聞かせながら。

ずっと、
良い子でいたかった。
貴方を安心させたくて、
無理に笑顔作ってた。
弱さは見せちゃいけない。
そう信じ込んで、
泣く事も我慢。

貴方のために、
貴方の笑顔のために。
貴方の望む道を進む。
それが私と貴方の願い。

そう信じる事も疲れて、
貴方から離れてみる。
何も出来ない私は赤子。
怖くて、
貴方の名前を呼び続ける。
貴方は
私に駆け寄ってくれる。
そう信じてたのに、
貴方は来ない。

貴方が居ないと
生きていけないの。
必死で、
貴方の名前を泣き呼ぶ。
神なんていらない。
貴方しかいらない。
狂おしいぐらいに、
愛しい貴方だけ。

泣き疲れて、
いつの間に寝たのか。
目が覚めると、
貴方が隣で笑っている。
ああ、
やはり貴方しかいない。
私を解ってくれるのは
貴方だけ。
離れてしまって
御免なさい。
もう離れない。
泣きもしない。
貴方だけ見ている。

そう、貴方の望むままに。
私は貴方の人形となり、
貴方の為だけに生きよう。



―――――――――――――――
詩と言えるかどうか(苦笑
依存しすぎは救えない。
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