恋愛詩 -Heart-

□作品No.1〜5
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No.1

Aliium
 -無限の悲しみ



失うことが怖くて
ただずっと抱締めるしか
出来なかった
夢なら醒めないでと
心の中で
どれだけ叫んだだろう
けれど今 強く 強く願う
夢なら早く醒めてと
凍えた体を抱締めて
貴方の儚さを実感した

君以外
本気で愛することなんて
出来なくて
君の面影残るこの部屋で
君との想い出懐かしむ
「スノードロップ
― 恋の最初の眼差し」
「ツリガネソウ ― 感謝」
「リラ ― 大切な想い出」
事ある毎に呉れた
花や写真には
いつも花言葉を添えていた
「マリーゴールド
― 嫉妬」
「ジギタリス ― 不誠実」
「ヤナギ
― 見捨てられた恋人」
喧嘩するたび突き付けて
「カミツミレ ― 仲直り」
「キズイセン
― 愛情の復活を求む」
部屋の前にそっと置く
いつか僕も送るようになって
「ローダンセ ― 光輝」
「サンザシ ― 希望」
「クロッカス
― 信じて下さい」

花も写真も
貴方が香るもの
大切にしてきたけれど
僕の心と同時に色褪せ
枯れて
やがては消えるのだろう
ただ 君の手作りの
ドライフラワーだけが
色褪せずに残っています

「ワスレナグサ
― 私を忘れないで」



―――――――――――――――
花言葉を使いたいな、と思い。
盲目の彼女を亡くした人のお話。
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