恋愛詩 -Heart-

□作品No.51〜55
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NO.52

褪せ櫻



貴方を想い独り寝、涙
はらはらはらと薄桃色
頬伝う
 涙と同じ温度と速度で
瞼の裏、流れてく
夢見た色は薄桃色
現実<ウツセ>月日に
 褪せて、想い出
桜抱いて、貴方を抱いて
二人きりの、春は過去
ミツキ、サクラチルツキ
心も散って、風の中



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和の情景を描きたくて、五七調が基本。
櫻は「想い出の中の恋」というイメージ。
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