自虐詩 -Diatraction-
□作品No.76〜80
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NO.77
DIRGE
五線譜に殴り書いた
いつだって反逆的な音は
誰のせいでもなく
僕を苦しめ
それでも澱んだ空に
唄わずにはいられない
そんな冬の午後
雪と天使はまだ降りてこない
―――――――――――――――
五線譜に書いたのは「葬送歌」。
苦しいのは
生きているのに存在を弔われるからで
それでも願うのは安らかな死。
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