自虐詩 -Diatraction-

□作品No.71〜75
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NO.72

手術 -心肺蘇生-



胸に瀞かな鼓動を感じながら
生暖かい紅の川に沈む夢を見た
トクトクと
時を刻むような響きは
何処までも僕を追いかけて
頭を緩やかに締め付ける
死の警鐘か、生の警鐘か
体温を失いかけた手で
触れないで
囁くのは、君か僕か



―――――――――――――――
「手術」シリーズ3。
忘れ去りたい過去と決別して
生まれ変わりたかった。
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