自虐詩 -Diatraction-

□作品No.91〜95
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NO.92

腐蝕回路



思考回路は蝕まれ
紡いだ糸さえ腐りゆく
生きているという声でさえ
伝達されずに掻き消える
自分<キミ>のため
吐いた言葉さえ腐蝕して
想う脳は錆びていき
そのまま絶望に同化して



―――――――――――――――
闇に落ちていくような感覚。
なのにどうする事も出来ず
もがく事も出来ず
ただ、流されていく感覚。
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