悲哀詩 -Lament-
□作品No.11〜15
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NO.12
夢物語
夢物語と名付けた
小さな僕の過去
煌く街に惑わされ
見付けたのは
生き延びるための術
何処までいけるのか
判らないままに
創られた未来から
逃げる術は知らずに
失ったのは
夢物語に生きる僕
流れる雲に
懐かしい夢を見た
―――――――――――――――
「あの頃は輝いていた」
聞き飽きた科白に込められたのは
生きる為の術を身に付けたクダラナイ誇り。
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