悲哀詩 -Lament-
□作品No.6〜10
3ページ/5ページ
NO.08
春眠
狂いだした春に
散ることは定め
溢れた色彩に
身を委ねて溺れ沈む
薄桃色の色に蝕まれたら
咲き乱れた桜を吹雪かせて
いつか目覚めることを夢見て
目を閉じて
最後に見た景色は
いつか歩いた真冬の寂しさ
―――――――――――――――
春は来ない。
そんな想いから。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ