悲哀詩 -Lament-
□作品No.21〜25
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NO.22
ガラスびん
行く先の分からぬ明日
溜め息とともに瓶に注いで
曇る空に重ねながら
夢と一緒に手のひらで砕く
きらきらと少し瞬いたのは
色彩を得たからで
降り出す雨に流されて
何もない日常に戻ってく
あとにはもう
雨に打たれた音が残るだけ
―――――――――――――――
綺麗だと思うのは
光があるからで
結局ソレはまやかし。
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