恋愛詩 -Heart-
□作品No.36〜40
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NO.36
櫻花
アナタは愛されているから
要らないものは棄ててきた
見るも無残なアタシの華は
現実世界で枯れ果て朽ちた
―もう棄てないで―
華と共に散った想い
届き聞き入られる事もなく
春のない季節を体に刻む
それでも空気が溶ける頃
桜色は変わらず舞うのだろう
―――――――――――――――
棄てられるのならいっそのこと
桜のように散ってしまえばいいのに。
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