恋愛詩 -Heart-
□作品No.26〜30
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NO.26
氷の月
目蓋の裏の赤い満月
太陽の残骸の上で輝いてる
目を開けて見えるのは
氷上の蒼く醒めた半月
僕の思いに震えてる
恐怖で流した雨<ナミダ>は
きっと太陽に燃やされて
漆黒の夜空に浮かぶのは
太陽に凍える
蒼く醒めた半月
失くした月の半身は
アナタのココロが
あった場所
ココロを失くした
半月<アナタ>は
夜<ボク>の罪を
照らし続ける
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愛も罪深きもの。
犯した罪はカタチとなって
消えることもない。