自虐詩 -Diatraction-

□作品No.31〜35
1ページ/5ページ




No.31

頭痛



頭に響く
止まない耳鳴り
止まない雑音
蔑む声が聞こえて
壊れたのは…

響く
後頭部には痛み
雨に濡れた頬は
蒼く血の色
病的な頭痛が
壊す

自我
崩壊
響く
偽り

止まない
耳鳴りと頭痛

崩れ去る
何処かに忘れた自分



―――――――――――――――
誰かの蔑む声が聞こえて
自分を守るために偽って
自分の存在意義に苦しんで
自分を失ってしまいました。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ