自虐詩 -Diatraction-

□作品No.86〜90
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NO.86

病的少女
 〜詩詠い<ウタウタイ>



傘も差さず
 雨に濡れてレインツリー
頽廢的感情は
 憂欝な詩詠いの癖で
美しき病を持つ心臟は
 陰慘な調べ
不純な血液が
 オルゴルで共鳴したのは
過去の思想に
 切り取られた風景
葬送<オク>る爲の
 雨を受けながら
詩詠いは憂欝な
 祷り<イノリ>を続けてる



―――――――――――――――
No.60と根っこは同じかな。
もともと自分の気持ちを詠ったものなので。
「詩詠い」として、間違っていないと信じてる。
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