悲哀詩 -Lament-

□作品No.11〜15
1ページ/5ページ




NO.11

光の闇



見詰めたその先には
一筋の光
太陽のお目覚め
引き裂かれた闇に
悲鳴が響いて
朝の喧騒に掻き消された

割れ目から零れた光の
その先に行きたくて
一筋の光
見詰め続けて
目が潰れ 耳も潰れて
僕はもう
身動きが取れない



―――――――――――――――
全ては表と裏で一つ。
光だって闇にもなる。
輝く世界だけで生きられる訳がないじゃない。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ