悲哀詩 -Lament-
□作品No.21〜25
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NO.21
失った瞬間<タマユラ>
雲の隙間に手を伸ばして
欲しいと叫んだのは
夢の続き
何もかもを失って
灰色の中に埋もれてる
ビルの隙間から
差し込むのは
力尽きた太陽の光
空は遥か彼方に霞んでて
ぼんやりとした視界の中
届かないのは明日ではなく
今日だと気付く
―――――――――――――――
見失ったのは「イマ」。
気付いた途端に
見えていたもの・信じてたものは霞んで
足元は崩れる。
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