頂き物v捧げ物;

□貴方の誕生日に
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遂に、この日が来た
リボーンの誕生日が…


私はこの日の為に色々頑張った!!
リボーンに喜んで貰いたい為にプレゼントも必死に悩んで選んだし、慣れないケーキ作りも、甘い物を食べない彼に食べて貰う為にブラックビターケーキを何度も練習した
プレゼントもケーキも完璧に準備が整うと、私はとびっきりお洒落をして、彼が待つボンゴレ本部に向かった







でも、問題が一つ…
今が夜だって事
もしかしたらもういないかもしれない
確か今日は、夜には任務が終わるってボスが言ってたから疲れて、自室に戻ってしまったかも




私は、事務室の前に着くと深く深呼吸をしてから中に入った


「リボーン…いる?」
私の言葉は虚しくも、誰もいない事務室に響いた

時間が時間なだけに誰もいなくて当たり前なのに、何処かで期待していた自分が馬鹿見たいに思えて、悲しくて、気が付けば私は涙を流していた
「ふっ…ふぇっ…っく…」
「おい、お前、何泣いてやがんだ?」
「り、リボーン!?何で此処に…」
「それはこっちの台詞だ…部屋に豆取りに行って戻って来たら、お前がこんな所に座り込んで泣いてんだからな…」
リボーンは少し困った様な顔を見せたが、次気がつけば私はリボーンに抱き締められていた
「何…泣いてんだ?」
「えっ!?あ、その…」
「何だ?俺には言えねぇーのか?」
「そんな事…ない」
私が泣いていた理由を中々言わないからか、リボーンはさっきの困った様な声ではなく、低い声で聞いて来た
私はその声にピクリと反応したのがリボーンに伝わったのか、さっきよりも、強く抱き締められた
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