個人再生[こじんさいせい]
●個人再生とは
500万円未満の借金を最大100万円までの減額。
500万円～1500万円までの借金は最大で5分の1まで。
1500万円～3000万円までの借金は最大で300万円まで。
3000万円～5000万円までの借金は最大で10分の1まで。
借金を大幅に減額してもらい、残った債務を原則3年間で返していきます。
そして個人再生は住宅ローンをお持ちの方がよく利用される方法です。住宅ローンを抱えつつの借金返済は困難な事です。任意整理でも返しきれない借金の場合は個人再生を行い、住宅に傷をつけずに借金のみの減額を図ります。
●メリット
①住宅ローンをお持ちの方は、一定の条件を満たしていれば「住宅ローン特例」を利用できます。利用すると、住宅を守りながら生活を再建することが可能になります。
②自己破産と違い、仕事・資格への制限がない。
③個人再生手続き後、次回からの支払いが無利息、無駄なお金を一切出さなくて済む。
④手続きを行うと、約3ヶ月～半年程の間、月々の支払いが一旦ストップされます。月々大きな返済に悩まされていると生活のリズムはどうしても崩れてしまうと思います。3ヶ月でリズムを整えてから、減額された額を無理なく返済できる環境を作ってもらえる大きなメリットです。
●デメリット
①個人再生手続きを行うと、5年間は新たな借金を作る事やクレジットカードの作成・私用、ローンを組む事ができなくなってしまいます。
しかし、デメリットと言われるものではありますが、今までお金を安易に借りやすい環境いた生活を立て直す為の大切な期間です。
②住宅ローン以外の大きな財産を所有している場合。例えば100万円まで債務が減ったにも関わらず、200万円の価値が付く財産をお持ちの場合は財産相当額、200万円を3年間で完済を目指す形になります。住宅という大きな財産が残せるのだから、その他の財産は返済に充ててくださいという意味合いがあるようです。
●費用
費用に関して法律事務所によって様々ですが、全国の相場は60万円～程の弁護士費用。住宅ローンをお持ちの場合は別途20万円程の住宅ローン
特例をお支払いします。