05/20の日記

10:00
頂き物更新致しました。
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治夢さんから頂いたイラストを『頂き物・捧げ物』に飾らせて頂きました☆
ありがとうございますo(^-^)o♪

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08:58
ブーケとブートニア( どろろver.)
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*現代設定です。



 沢山の祝福に包まれる、女性なら誰もが憧れる日。

 俺とどろろは、俺の姉貴の結婚式に出席していた。
 俺とどろろは家が隣同士の幼なじみ。姉貴もどろろを妹のように可愛がり、俺達は本当の兄弟のようにいつも一緒に過ごして来たのだった。

「馬子にも衣装とはこの事だな」

「孫……? 」

 男勝りで普段はスカートなんて間違っても履かないどろろが、黄色のワンピースに白いレースのボレロを羽織っていた。
そしていつものポニーテールを控え目なリボンで飾った姿は、普通に可愛らしい女の子に見えた。
 それなのに、俺はいつものように心とは裏腹な事を言ってしまう。

「馬の子と書いて“まご”。それなりの格好をすれば、それなりのヤツでもそれなりに見えるって意味さ」

 そう言ってどろろの顔を覗き込めば「……なんだよ? それ……? 」と頬を膨らませ、俺を睨む。その瞳には悪戯が成功して喜ぶガキっぽい面をした俺の顔が写っていた。
 流石にそんなどろろの膨れっ面に僅かながら罪悪感を覚えた。
 何か気の利いた言葉で訂正しなければと思うが中々それが思い浮かばない。

 掛け直す言葉を模索している俺にどろろは「あにきなんか知らないっ!! 」と“あかんべ”をし、俺の傍を離れて行った。

 後悔先に立たずとはこの事で、いつも俺はどろろを怒らせるような事ばかりを言ってしまう。
ただ一言“可愛い”と言ってやれば済む事なのに……。

 そんな俺の心なんかよそに式は滞りなく進み、花嫁のブーケトス。
 花嫁が空へと投じたブーケは弧を描き、まるでどろろの腕の中へ飛び込むようにすっぽりと収まった。
 わずか十歳のあまりに年若い次期花嫁に会場全体が和やかな優しい雰囲気に包まれる。

 どろろはブーケを手に俺の元へと駆け寄った。

「あにき、ちょっとかがんで」

「? 」

 彼女の意図を読み取れない俺にどろろはブーケの花を2〜3本抜くと、踵を上げ背伸びをし、俺の制服の胸ポケットに差した。

 その昔、ひとりの若者が恋人へ結婚の申し込みをする為、道端の花を摘み花束を作った。
 プロポーズの言葉とともに花束を恋人に捧げると、恋人は受け取った花束から花を数本抜き取り承諾の言葉の代わりに若者の胸のポケットに差したと言う。

 それがブーケとブートニアの起源。

 どろろのヤツ、自分のした事がその意味合いを持つのを知っているのだろうか……。

「幸せの御裾分け」

 面食らう俺にそう言いながらどろろは花が綻ぶようににっこりと笑った。
 その花のような笑顔に、俺はどろろに対し今までとは明らかに違う感情が芽生え始めた事に、いやでも自覚せざるを得なかった。


終わり。


 二番煎じごめんなさい。
 ブーケとブートニアはジャピノで書いたのですが、百どろでもいけるかなとお話を少し膨らませてみました。
 『兄弟』としたのはわざとです。
 弟のような年下の幼馴染みを女の子として意識し始めた感じが書けていたら良いなぁと思います。

 ここまで目を通して下さりありがとうございましたm(__)m☆

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