07/06の日記

01:00
見張り人A
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1コ前の日記が字数オーバーになったのでもう止めようかと思ったんですが、もうしばらく脳内整理。
核心部分のネタバレがありますので嫌な方は以下略。






ロルがブシャッてなるシーンについて。

映画では梟の目の前でブシャッてなりますが、原作ではロルさんがブシャッてなってるとも知らずに、梟はローリーと睦あっています。

個人的には血があたかもロー/ルシ/ャッ/ハテストの柄のようになっているという演出も含めて、映画の方が好きなのですが、梟にとってはどちらがキツいかなと考えていました。

そりゃあ、眼前でロルを失うほうがショッキングですし、かなりつらい体験でしょうけれど、よくよく考えたら原作の方も結構つらい。
何も知らずにローリーと睦あっていて、いざ帰るとなると南極な訳ですから絶対にアーチーに乗り込まなくてはなりません。
で、一歩外に出るとブシャッてなった痕跡。
状況からしてブシャッ、の血はロルのものであることは明らか。

ううん、つらい。

自分がその場にいたら防げたんじゃないかとか、どんなやりとりの後にブシャッてなったのかとか、絶対もんもんと考えてしまうであろう。

ショッキングなのは映画の方ですが、その後の立ち直りという意味では、ロルの死を目撃していた方が早いのではという気がします。

絶対に妥協しない、白黒つける、というロルの信念や気迫を目撃していたほうが、ロルの死を受け入れやすいのではないかと思うのです。

もちろん、ロルの異常なまでに妥協しない性格を梟は知っていますが、それでも、死にざまを知っているのと知らないのとでは受け入れ方が違う気がします。
あと、後悔具合としては見てない方がキツいに違いない。
その場にいなくてしかもローリーとナニしてたんだから。


個人的には、先の日記にも書いた、マスクを取るロルさんの気迫だけでも梟には見ておいてほしかったので、やはり映画版に一票。
原作は原作で、あそこでローリーとナニしたのにも理由があるわけですから、ストーリーとして劣っているという訳では決してありません、が、見ている立場としては

梟てめぇなにのんきにいちゃついてんだよ!

梟てめぇ、ロルさんの全身全霊の最後をちゃんと見とけよ!

という思いがどうしても入ってしまうのです。
ロルさんの、ためにも、梟にはあの場にいてほしかった…


梟、てめぇえ!
 

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